
あなたは、イラストの練習をする前に最初にやるべきことは何だと思いますか?
イラスト描きたいと思ってすぐに絵の練習を始めたり、ネットで資料を集めたり、参考書を購入したりすることを思い浮かべると思います。
これらは絵の上達には必要不可欠な要素ですが、これらを始める前に「やっておかなければならない」大切なことがあります。
イラスト初心者が陥りやすい罠
イラストをこれから始めようと思っている多くの初心者がハマってしまう、やっかいな罠があります。
例えば
- とりあえず毎日練習
- 描きたい絵の資料集めが大事
- 上手くなりたいので参考書を購入
- プロのメイキング動画を見る
(こんな感じですが、まだまだありそうですw)
これらは、イラストの練習方法としては活用できますが、最初からこれをやってしまっても根本的な画力の向上には結び付きません。
実は、これよりも先にやっておきたい大事なことがあります。
初めにこれをやっておかないと、せっかくの画力を高めるトレーニング方法が生かせないことになってしまいます。
では、イラストの練習を始める前にすべきこととは一体何なのでしょうか?
イラスト初心者が最初にやるべきこととは?
結論から言うと、それは「何のために描いたイラストを使うのか?」です。
もっと簡単に言うと「イラストを描く目的」です。
たとえばあなたがフライパンを買ったとしましょう。
そこで「なんでフライパンを買ったの?」と聞かれたらなんと答えますか?
すぐに答えることは難しいですよね。
だって、フライパンは道具でしかないからです。
こんな感じでイラストを描く目的がわかっていないと、練習しても効率よく画力が向上しません。
イラストを描く目的は2種類ある
イラストを描く目的は2つあります。
1つはイラストを描くことで楽しみを得ることです。
この場合はイラストを描くごと自体が目的となっています。
2つ目は何か使い道があってイラストを描くという目的です。
例えば次のようなことを言います。
- ソシャゲ用のキャラクターイラスト
- ツイッターに投稿してバズらせるためのイラスト
- SNS用のアイコン
- Web小説に使うモノクロの挿絵
- 自作のラノベゲームに使う背景
こんな感じです。
前者の場合はイラストを楽しむという目的が明確になっているので、この記事を読む必要はないでしょう。
後者の場合は何のためにイラストを描いているか、あなたの中で理解できていないと、どんなに練習しても画力向上から遠ざかってしまいます。
なぜなら「イラストを描くこと」は手段であって目的ではないからです。
先ほどのフライパンの例だと「フライパンを買ったけど何に使おうか?」って感じでおかしなことになってしまいます。
順番が逆なんです。
目玉焼きを作るための道具は?
ホットケーキを作るための道具は?
こう聞かれればフライパンと答えられますよね!
具体的なほど練習の効果を発揮する
もっと究極的なことを言うと
「目玉焼きを作るのは朝ごはんのおかずにして、午前中お腹がすいて作業に集中できないことがないようにするためにフライパンを使う」
といった感じで、なんで「イラストを描こうと思ったのか」を考えてみてください。
目的が具体的であればあるほどイラストの練習の効果を発揮します。
順番は初めに「イラストを使う用途」をハッキリさせてから、次に「イラストの練習に入る」のが絵の上達のための近道です。
まずは、何に使うためにイラストを描きたいのかを明確することころから始めましょう。
自分の描きたいものを見つけ出すの方法として一番なのは、アイデアノートを描くことです。


こちらの記事では、アイデアノートの描き方を紹介していますので一度読んでみてください!
絵の練習方法の参考書の紹介
絵の練習方法としては「絵はすぐに上手くならない」という本がおすすめです。
この本は、デザイン系、アニメ・マンガ系、コンセプトアート系などのジャンル別の絵の練習方法について書かれています。
あなたに合った練習方法を知るための1冊です。