クリエイターなら誰もが「アイデアノート」は描いているものではないでしょうか?
創作作品をつくるにあたってアイデアノートは不可欠な存在!
僕は中学生だった頃、受験勉強そっちのけでアイデアノートを描いていました。
勉強よりもはるかに、こっちの方が楽しいので時間を忘れて熱中して描いていたことを覚えています。
数学や英語や古典など役に立つかわからないを勉強するよりも、自分の好きなことや空想や妄想したことをノートに描いていた時間は、とてもリラックスできた夢の時間でした。
この記事では、僕が今まで描いてきたアイデアノートの一部の公開と、僕が気を付けている描き方について紹介していきます。
目次
描いてたアイデアノートがこちら
2003年
頭の中に思い浮かんだ光景を忘れないようにメモする感じで描いています。
2009年
ファンタジックなイラストを描きたいと思ったので、そのためのレイアウトを描きました。
線で濃淡を付けているのは癖ですので、皆さんはもっとラフに描きましょう!
2011年
映像を作りたいと思っていた時期で、どんな映像にしようか見せたいシーンをたくさん描いていました。
2015年
自作キャラを考えていた時期です。とにかく数多く描いています。
ちょうど、この時期ボイスロイド実況にはまっていたので、そのキャラクターも描いていました。
2020年
魔法使いの少女をどんな感じにしようか悩んでいました。
いろんなパターンを考えて「これいいなー!」と自分が思うまで描いています。
また、キャラが持っているアイテムなども余白に描いています。
なぜアイデアノートが必要なのか?
さて問題です。アイデアノートとは何のためにあるのでしょうか?
「アイデアを描き溜めるためのノートです!」と答える人がほとんどでしょう。
では、創作にアイデアノートを描く必要があるのでしょうか?
「作りたい創作作品のイメージを膨らませるため」と考える人も多いと思います。
でも実は、それ以外にも書く目的があるのです。
アイデアノートを描く目的はズバリ!
- 作りたいものをハッキリさせるため
- 頭の中をスッキリさせるため
【目的1】作りたいものをハッキリさせる
頭の中で映像や構想を思い浮かべていても、ぼんやりしていて統一感がないものになっています。
何を描きたいか分かっていないと、せっかく絵の練習をしてもあまり効果的とは言えません。
実際に描いてみることで、ぼんやりしたものが形になり自分が作りたい見えてくるのです。
作りたいもの完成図が見えてくるので、創作作品に合わせた練習方法が見つかります。
【目的2】頭の中をスッキリさせる
頭の中にとどめていても、それを何かに描き出して形にしなければ、やがて忘れてしまいます。
アイデアは浮かんだんだけど、それが何だったのか思い出せずにアイデアを失ったままにしておくと、ただモヤっとした記憶だけが残ってしまいます。
そんなモヤっとした違和感を残したままではアニメの制作に全力を注ぐことはできません。
なので、忘れる前にノートにアイデアを記録し、頭の中にゴミを残さないようにしましょう!
アイデアノートを描くときのコツ
「では、さっそく描いてみましょう!」と言いたいところですが、少し足を止めてください。
僕が考えたアイデアノートを書くためのコツをご紹介します。
【コツ1】丁寧に描く必要はありません
気楽に描きましょう!
誰かに見せるものではないので、少しバランスがおかしいとか気にしなくて大丈夫!
汚い字でもOK
逆に丁寧に書こうとしてしまうと、いいアイデアは浮かんできません。
丁寧に書くことだけに意識がいってしまい、肝心のアイデア出しには集中できないことになってしまいます。
また丁寧に描いていては時間がかかってしまいます。
脳内にある「目に見えないもの」「形がないもの」「ぼんやりしているもの」を形があるものにするのですから、それだけパワーが必要になります。ですので、脳に負荷をかけることは防ぎたいのです。
できるだけ気楽に描いて、少しでも多くアイデアを出しましょう!
ルールはなし、定型にも囚われなくていいです。
ノートを見開きで使っても構いません!
【コツ2】思いつくものを描けるだけ描こう!
思いつくものを片っ端から書いていきましょう!
これには理由があります。
とにかく思いつくこと気になることを可能な限り書き込んで、頭の中をスッキリさせるのが目的だからです。
後から「あれどうだったかなー」「あれなんだったけ」と思い出している時間があると思います。
実にもったいないです。
気になることをノートに書いてしまえば、あとから思い返すことを防ぐことができます。
少しでも引っかかることがあれば、それだけアイデアは生まれてきません。
紙に書くことで、脳の使用容量を少しでも減らし思考をフル回転させる。
そのために、このノートはあるのです。
じゃあ、気になるものであれば、「作りたいものと関係ないものも描いてよいか?」と疑問に思う方もいると思います。
いいのです!
むしろ関係ないものからアイデアが生まれることもあります。
自分が興味があるものなら何でも書きましょう。
興味があることだから、あとから使うかもしれないのです。
興味があることだから、目につくし、耳にも入ってくるのです。
使う使わないに関わらず書きましょう!
例えば
- 耳に入った言葉、たまたま辞書で見つけた熟語
- テレビの動物番組に出てきた「珍しい動物の名前」
- ニュースでやっていた「変わった自然現象の名称」
- 新聞で見た「珍しい苗字」
など、気になることはノートの隅にでも描いておきましょう!
塗れ雑巾から絞っても水が一滴もでないくらいまで描ければ上出来です。
「アイデアが思い浮かぶ」ことは「情報を多く知っている」ことと「組み合わせる力」があることです。
情報を多く知っている(情報量) × 組み合わせる力 = アイデア
つまり、情報を多く持っていれば、あとはその情報を掛けあわせればいいのですから、たくさんの知識を持っていたことに越したことはありません。
こちらの記事では、情報をうまく利用して価値あるコンテンツにする方法を紹介しています。
一度チェックしてみてください。
【コツ3】資料とか参考にしよう!
資料とか参考にしてもいいです。
むしろ資料なしに描くことは困難です。
当たり前ですけどねw
ネットで画像検索をするなり、好きなイラストレーターさんのサイトを見たり、アニメの資料集やゲームのアートブックなどを見て、自分に取り入れてみてください。
「他の人はどんな風に描いているのか?」がわかるので、自分1人で考えないで、ぜひ参考になるものは使ってみてください。
こちらは、ネットで創作の参考資料を探すのに僕がよく使っているWebサイトを集めた記事です。
ぜひ参考にしてみてください!
【コツ4】日付を記しておこう!
日付を書いておきましょう!
書いておくことで何がいいのかっていうと。
後で見返したときに「この頃こんなこと考えていたんだなー」って自分の辿ってきた道が分かります。
見返すことで、自分の画力の成長を見ることができるのです。
まとめ
アイデアノートは「創作の命」って言っても過言ではありません!
気楽に書くことで次から次へとアイデアが生まれきます。
できる限り思いつくことを描きましょう。興味のあることなら、関係ないことでもOKです。
アイデアノートは後で見返してみるもの面白いので、ぜひ描き溜めてみてください!