作った作品がなんかダサい!!
そんな経験ってありませんか?
そこで今回は、初心者デザイナーがやりがちな、やってはいけないNGデザインを紹介します。
これをやってしまうと、ダサく見えたり、安っぽく見えたりと作品の質を損ねてしまうことになります。
なので、何がダメなのかを押さえておきましょう!
ジャンプ率が低い
「ジャンプ率」とは、テキスト内の見出しと本文との文字サイズの比率のこといいます。
この差が大きいとジャンプ率が高いといい、小さいとジャンプ率が低いといわれます。
見出しと本文の大きさの差がないほど、どこからが見出しで、どこからが本文なのか?
読み手にとって区別がつきづらくなります。
さらに作品自体も平たくなってしまいますので、文字の大きさに差を出しましょう。
文字の太さがどれも同じ
ジャンプ率と似ていますが、文字の太さがどれも同じなのもデザインとしてはイマイチです。
強調するとことは、文字を太めにして他の文字との差を広げて読み手に伝わるように工夫しましょう。
文字組みが甘い
「文字組み」とは、文字の行間や字間、フォントの種類や文字サイズを調整して、読みやすさや見みやすさをを高める作業のことです。
しっかりと文字組みができると、可読性や視認性のアップにつながります。
そのまま、打った文字のことを「ベタ打ち」と言いますが、この状態だと、余白などが調整されていません。
カーニング、字送り、文字詰めなど、不自然な余白があるだけで安っぽく見えるデザインになってしまいます。
さらに文字の太さがどれも同じなのもやめたほうがいいでしょう。
文字組みが苦手な方は「タイポグラフィ」を勉強すると良いでしょう。
タイポグラフィを詳しく知りたい方は次の本がおすすめ↓
線が多い
やたらを線を使いすぎるのも初心者の特徴です。
エリア区切るために線を使いますが、いろんなところで多用しすぎると、見ている人はうるさく感じます。
線だけでなく、グリッドデザインや背景色の色分けなど、エリア分けをするテクニックは他にもありますので、線はほどほどに使いましょう。
レイアウトを勉強することで、線の多用を防ぐことができます。
もっと深くレイアウトを学びたい方は次の本がおすすめ↓
余白が足りなすぎ
余白が足りなすぎるのも問題です。
余白があることで、見やすくなり、読まれる時間がアップします。
余白がないからといって、意味のない余白を出すのも安っぽく見えてしまいます。
内容が似たようなものはグループにまとめて、違うものは余白を空けて離しましょう。
余白の感覚がイマイチ難し人は、次の本がおすすめ↓
枠で囲みすぎ
枠線の中にさらに枠線が入っているデザインです。
枠線で囲むのは構わないのですが、枠線を多用しすぎるとかえって見づらくなります。
なるべく線をつかないように、レイアウトだけで見せるようにする方がかっこよく見えます。
色が多すぎ
むやみに、いろんな色を使いたくなるのも初心者の特徴です。
色を使いずぎると、ごちゃごちゃした感じになり見づらくなります。
対策としてはデザイン業界には「配色のルール」というものがいくつかあり、このルールを用いることでごちゃごちゃした感がなくなります。
代表的なルールとしては3色配色があります。
このルールは、色数を3色にとどめておいて、各要素の色の割合を変えてデザインを魅せるテクニックです。
次の記事で詳しく解説してますので、どうぞご覧ください↓
ドロップシャドウが濃すぎ
ドロップシャドウを初期設定のまま使ってしまい、やあらと影が濃いものをしまうのも安っぽく見えます。
ドロップシャドウはかかっているかかかっていなかか暗いがちょうどいいといわれてますし、むしろシャドウは付けずに文字組やレイアウトだけで勝負するデザイナーもいるくらいです。
なので、シャドウは薄く広がり範囲を狭くして、適度につけるくらいにしましょう。
グリッドに沿っていない
グリッドと呼ばれる格子状の仮想的な線を用いて、それに合わせてレイアウト組むことをグリッドレイアウトだったりグリッドシステムとよばれます。
グリッドをうまく活用できてないのは問題です。
グリッドに沿ってデザインをすれば、整ってまとまり感がある作品に仕上がります。
もちろんグリッドからあえて外れてデザインしているデザイナーもいます。
「グリッド拘束率」と言って、グリッドにから縛られているほど男性的、グリッドから外れているほど女性的なデザインと言われてます。
作品の用途によってはグリッドから外れたものをデザインする場合もあります。
ですが、そうでない限りグリッドレイアウトはうまく活用した方がいいでしょう。
テイストがバラバラ
1つの作品の中にポップだったりロックだったりと、いろんなテイストを混ぜてしまってコンセプトと合っていない作品はNGです。
これは最初にコンセプトをしっかりと決めていなから起こる現象です。
「あれもいい、これもいい」と好きなものをどんどん取り込んでしまって、実際に仕上がったのを見るとどこかおかしく感じてしまいます。
なので、作品を作る前に自分はどんなものを作りたいのかというコンセプトをハッキリさせてから、作品作りに取り組みましょう。
NGなデザインから脱出するための本
最後に、初心者が結構やってしまいがちなデザインから脱出する本があるので紹介します。
「やってはいけないデザイン」という本で、デザインの良い例と悪い例の両方を載せて紹介してくれています。